そして小・中・高校、保育園も近く、生活環境にも恵まれた分譲地が豊後高田市から販売されることになり、手厚い補助金制度の活用に加えて約100坪の敷地を手に入れることに。
「区画を選ぶときも設計を担当してくれた荒木さんが来てくれて、角地でも隣が畑だったら土が飛んでくるよとか、家が日焼けをするからなるべく真ん中の区画のほうがいいとか、素人じゃなかなか気づかないポイントも現地でいろいろアドバイスしてくれたんですね。それまではなんとなくの感覚だったものも、プロの目線から選んでもらうと納得する理由がたくさんある。住まいづくりも含めて、これから一生暮らす場所を選んでくれたことには大きな安心感があったし、なにより一緒に来てくれたハウスメーカーはウチぐらいじゃなかったかな(笑)」と嬉しそうにお話するご夫婦です。
坪庭の緑を眺めながら廊下を進むと、暮らしの中心となるリビングダイニングへ。ワンフロアに広がる大きな空間は、平屋づくりならではのゆとり。陽光の映える白い漆喰の壁と木のぬくもりに包まれています。さらに目を引くのは、ダイニングのアクセントとなったグレーのクロス。ダイニングだけにあえてクロスを使ったのは、リビングとの雰囲気を変えてゆっくり食事をしたかったから。仕切りのない広い空間に暮らしの“メリハリ”が生まれました。
大きな窓が広がるリビングには、お子さんのお昼寝やお客様のおもてなしにも活躍する和室をプラス。陽光を透かす格子と坪庭の明るさを取り込んだ床の間が瑞々しい和の空間を演出しています。
「住まいに坪庭を設ける場合、同じ方向からでなく、いろんな角度から眺められることにこそ坪庭の“良さ”が引き立つんですね。たとえばK様邸の場合、正面からの外とのバランス、そして玄関ホールまわりに生まれる奥行と陰影、さらに和室の床の間に開いたピクチャーウィンドウとしてのFIX窓。この3方向からの眺めが住まいに『抜け感』をもたらす。風と光の通り道としても、住まいにイキイキとした表情を生むんです」と設計の荒木さん。住まいづくりのプロの目線と自由な発想がK様邸にいつまでも新鮮な魅力を宿しています。
さらに共働きの奥様がこだわったのは、ダイニングとも近く、リビングに目線を向ける対面式キッチンからランドリールーム、洗面・浴室へと効率よく移動できるスムーズな家事動線。「働いているので、だいたい夜に洗濯機を回して乾燥させて、朝にはぜんぶ畳んでから仕事に行くんですね。そうするとキッチンでお料理をしながら同時に洗濯もできるし、ランドリールームが別なら洗面室も広く使える。廊下にもリビングを通らずそのまま行けるので、玄関への近道になるんです(笑)」と奥様。洗濯物が遊びに来たお友だちやお客様の目に触れないこともポイントのひとつでした。
さらに廊下から玄関ホールを挟んで奥に進むと、ご家族の寝室と子ども室を配置。奥行を持たせた寝室には風通しのよいクローゼットに加え、当初から希望されていたご主人の書斎も実現しました。
「ずっとアイデアをあたためていた住まいだったから、暮らし始めても『こうすればよかった』と思うところがひとつもないんですね。まいにち忙しくても家に帰ればホッとするし、暑い夏もサラリとした空気が気持ちよくて快適。このままきれいに暮らし続けて、いずれは子どもたちにプレゼントできたらというのが私たちの夢(笑)。何年先になるかわからないけど、サラダホームさんのメンテナンスも丁寧だし、それができる家なんじゃないかと確信しています」と笑みを浮かべるご夫婦。ご家族の暮らしを大切に育み、心地よい“いま”を積み重ねていくK様邸。将来を見据えた住まいづくりは、次の世代へも受け継がれていきそうです。
これからも末永くよろしくお願いします。
サラダホーム スタッフ一同