地震が多い日本において、マイホームの耐震性は非常に重要です。特に木造住宅に住む方にとって「地震のたびに家が心配…」という不安はつきものです。そこで注目されているのが、住友ゴム工業が開発した制震ユニット「ミライエ(MIRAIE)」です。
「繰り返す地震でも壊れにくい家にしたい」「新築時に安心をプラスしたい」――そんな声に応えるのが、ミライエの大きな特長です。
今回は、ミライエの仕組みや導入メリット、対象となる住宅について詳しくご紹介します。

目次
ミライエとは?木造軸組工法の新築住宅向け制震ユニット
ミライエとは、住友ゴム工業が開発した木造住宅専用の制震ユニットで、特に「軸組工法(在来工法)」に対応しています。
軸組工法は、日本の新築木造住宅の約8割で採用されている伝統的な建築工法です。ミライエは、この工法に合わせた専用設計がされており、耐震性能を向上させるための有効な対策として広く活用されています。
ミライエの仕組みと制震効果のポイント

ミライエの中核となるのは、「制震ダンパー」という特殊な装置です。これを建物の構造部分に取り付けることで、地震の揺れをエネルギーとして吸収・分散します。
実際の効果としては、熊本地震のような大きな地震の際にも、ミライエを導入していた住宅では倒壊・半壊の被害ゼロという実績も報告されています(住友ゴム調べ)。
とりわけ、余震のように「繰り返し起こる揺れ」に強い点が大きな特徴です。1回の揺れに耐えるだけでなく、その後の安全性も保てるため、安心して暮らせる家づくりに役立ちます。
ミライエを導入できる住宅の条件
ミライエを採用できる住宅は、以下のような条件を満たす木造住宅です。
- 構造形式: 木造(新築)
- 工法: 在来軸組工法
- 階数: 平屋建て、2階建て(3階建ては要相談)
- 階高: 1階・2階ともに3.3m以下
- 延べ床面積: 500㎡以下
上記のように、一般的な戸建て住宅であれば多くのケースで対応可能です。
ミライエを導入する3つのメリット

1. 地震被害のリスクを大幅に軽減できる
地震エネルギーを吸収して、建物の揺れを最大70%抑えるとも言われており、建物の損傷や家具の転倒などのリスクを減らします。
2. 長期的に資産価値を守れる
地震による損傷が少ない家は、将来の売却や相続の際にも安心です。目に見えない性能が、暮らしの価値を大きく左右します。
3. 導入実績が豊富で安心感がある
ミライエは新築用制震ユニットとして、国内での採用実績No.1。信頼できるブランドの製品として、安心して導入できます。
まとめ
ミライエは、地震が多い日本で暮らす私たちにとって、安心な住まいづくりを支えてくれる心強い制震ユニットです。特に軸組工法で家を建てる予定の方には、大きな安心と価値を提供してくれる選択肢といえるでしょう。
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