新築やリフォームを計画するとき、「サンルームとランドリールーム、どちらを設けるべきか」で悩まれる方も多いのではないでしょうか。どちらも洗濯のしやすさに直結する便利なスペースですが、それぞれ役割や使い方に違いがあります。
今回は、ライフスタイルや家事動線に合わせた選び方を、メリット・デメリットを交えて分かりやすくご紹介します。

目次
サンルームとランドリールーム、それぞれの特徴とは?
サンルームはガラス張りで自然光を取り入れられる開放的な空間。洗濯物を干す場所としての役割だけでなく、くつろぎスペースやガーデニングにも使える多目的な空間です。
一方、ランドリールームは「洗う・干す・たたむ・しまう」を一部屋で完結できる、いわば“洗濯専用室”。天候に左右されず、家事効率を上げたい方にぴったりの空間です。
それぞれのメリット・デメリットを比較
項目 | サンルーム | ランドリールーム |
---|---|---|
主な用途 | 洗濯物干し/くつろぎ/ガーデニングなど多目的 | 洗濯・乾燥・アイロン・収納など洗濯家事全般を一室で完結 |
洗濯物の乾きやすさ | 日当たりが良ければ◎だが、湿気・気温に左右されることも | 換気や除湿機で安定した乾燥が可能。天気に左右されない |
家事効率 | 間取り次第では少し手間になる場合もある | 家事動線が短くなり、作業がラクで効率的 |
プライバシー | ガラス張りで外から見えやすいため、目隠しが必要 | 室内のため外から見えず、防犯面でも安心 |
メンテナンス | ガラスの掃除・結露対策が必要 | 換気・湿気対策が必要(除湿機など) |
その他の使い道 | くつろぎスペースや趣味部屋などに活用可能 | 家事室や収納スペースとしても活用可能 |
サンルームが向いているのはこんな方

- 日当たりの良い場所が確保できる
- ガーデニングや趣味スペースとしても使いたい
- 洗濯物を外干し感覚で干したいけれど、花粉や雨を避けたい
- 開放的なガラス張りの空間が好き
ただし、夏は高温・冬は寒くなるため、温度管理やプライバシー対策が必要になります。洗濯物の乾きにも湿度や風通しの影響を受けやすいため、換気や除湿の工夫が欠かせません。
ランドリールームが向いているのはこんな方

- 家事効率を最優先したい
- 共働き・子育て中で天候や時間に縛られず洗濯したい
- 花粉やPM2.5など外気が気になる方
- 室内干しでもしっかり乾かしたい(除湿・換気がしっかりできる)
ランドリールームは、家事のしやすさを重視する方に特に人気のスペース。広さの確保や湿気対策が必要ですが、洗濯〜収納までの動線がまとまることで、暮らしがぐっとラクになります。
どちらを選ぶ?後悔しない選び方のポイント
- サンルーム:日差しや開放感を楽しみたい/多目的に使いたい
- ランドリールーム:家事効率や室内干しの快適さを優先したい
どちらにも良さがあるからこそ、「暮らし方」に合わせて選ぶことが大切です。動線や間取りとのバランス、生活スタイルの変化にも対応できるよう、設計段階からしっかり検討することをおすすめします。
まとめ
洗濯動線を快適にするサンルームとランドリールーム。
それぞれの特性を知り、家族の暮らし方に合った選択をすることで、毎日の家事がもっとラクに、もっと楽しくなります。
SAKAIでは、実際の建築事例やライフスタイルに合わせたご提案も行っております。
「どちらが我が家に合っているか分からない…」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。