注文住宅を検討する際、「どんな土地に建てるか」は間取りや予算と同じくらい重要なテーマです。
特に自然災害が多く、エリアごとに特性の異なる大分では、見落としがちなリスクや注意点をしっかり押さえておくことが、後悔しない家づくりにつながります。
今回は、土地探しで失敗しないために、大分で特に注意しておきたい5つのチェックポイントをご紹介します。
目次
1. ハザードマップで災害リスクを必ず確認

大分は川や山、海に囲まれた自然豊かな地域ですが、そのぶん洪水・土砂災害・津波などの災害リスクも抱えています。
購入を検討しているエリアが、どのようなハザードリスクに該当しているのか、市町村のハザードマップで事前確認しておきましょう。
とくに大分川・乙津川周辺、山裾、沿岸部などは、地盤や水害リスクに注意が必要です。
なお、災害リスクのあるエリアでも、高基礎設計や地盤改良を行うことでリスクを軽減できる場合もあります。立地と対策のバランスを見極めることが大切です。
2. 日当たり・風通しの良さを現地で確認
土地選びの段階では「地図上では良さそう」に見えても、現地では周囲に高い建物があって日が入らない、旗竿地で風通しが悪いといったケースもあります。
日当たりや風通しの悪い土地は、家の快適性だけでなく、資産価値にも影響を与える可能性があります。
必ず時間帯を変えて現地を訪れ、光の入り方や風の通りをチェックしておきましょう。
3. 上下水道やインフラの整備状況

土地の価格が手頃でも、上下水道やガスなどのインフラが整っていない土地は注意が必要です。
前面道路に配管がなければ、引き込み工事に数十万円以上かかることも。また、下水道が整備されていないエリアでは浄化槽の設置が必要となり、設置費用や維持費が発生します。
購入前には、ライフラインの接続状況や整備コストも含めて、トータルで検討しておくことが重要です。
4. 地盤の強さと土地の高さにも注目
盛土がされた土地や低地の土地は、地盤が軟弱で沈下や液状化のリスクがある場合があります。
また、道路よりも土地が低い場所は、雨水がたまりやすく湿気やカビの原因になったり、排水や浸水の心配も出てきます。
購入前には、地盤調査を依頼するか、過去の利用履歴(田畑・盛土など)を調べ、土地の標高や排水状況も確認しておきましょう。
5. 境界・土地形状・接道を確認する

土地の境界杭やブロック塀の位置が不明確だと、隣地トラブルのもとになる可能性があります。
また、変形地や旗竿地は建築条件に制限があるほか、駐車スペースが確保しにくい、再建築不可などのリスクも含んでいます。
特に重要なのは「接道義務」を満たしているか。幅4m以上の道路に2m以上接道していなければ建築できないため、接道条件は必ずチェックしましょう。
まとめ|大分での土地選びは5つの視点を忘れずに
土地は建てたあとに変更できないため、「価格」「広さ」だけで判断しないことが何より大切です。
大分という地域性をふまえ、以下のポイントをしっかりチェックしておきましょう。
- 災害リスクの確認(ハザードマップ)
- 日当たり・風通しの現地確認
- インフラ(上下水道・ガス等)の整備状況
- 地盤や標高・水はけの確認
- 境界・土地形状・接道条件の明確化
後悔しない土地選びのためには、現地確認と専門家のアドバイスが欠かせません。
私たちSAKAIでは、土地探しから家づくりまでトータルでサポートしています。
「この土地で家を建てられる?」「どこを確認すればいい?」など、お気軽にご相談ください。