注文住宅を建てるなら平屋?!メリットデメリットを解説します

WRITER 荒木 宗誠

2021/04/26

注文住宅を建てようと思った際に、多くの方が多くの方が憧れるであろう『平屋』の住まい。弊社でも多くのお客様が平屋のお家をご希望され、建てられています。今回は大分で平屋を建てる際のポイントについて解説していきます。

なぜ平屋の住宅が人気なのか?

そもそもなぜ平屋のお家が人気なのでしょうか?実際にご相談いただいたお客様や建てられたお客様からの声をいくつかご紹介していきます。

階段の上り下りが無く、長く暮らしていく上でも安心

ほとんどの方からいただくお声です。ローンを組んで何十年も暮らしていく新築のお家なので、建てたときだけでなく将来を見据えて計画立てるお客様が、注文住宅の場合は特に多く見受けられます。極力段差を無くすことで、体力面だけでなくつまづくことによる怪我の防止にも繋がります。

ワンフロアなので家族の気配を感じられる

お子様がいる家庭ではこういったお声もよくいただきます。2階建ての住宅はほとんどの場合、子ども部屋は2階に配置されます。リビングで過ごしているとどうしても目の届かない距離になってしまいます。それぞれのご家庭によって教育方針は様々ありますが、お家づくりを家族との生活を中心に考えられているようです。

平屋はワンフロアなので家族の気配を感じられる

掃除がラクにできる

こちらもよくお声をいただく内容です。煩わしい階段部分の掃除が必要ありませんし、外で布団を干したいときも手軽に干すことができます。また、面積の関係などで1階に収納が取れず、2階に掃除道具をしまっていて毎回取りに上がらなければいけない、とったこともありません。

平屋の住宅を建てるメリット・デメリット

ここまでは平屋の住宅の人気が高い訳を簡単にご説明しました。ここからは2階建ての住宅との比較を含めたメリット・デメリットをご紹介していきます。

平屋のメリット

天井を高くすることができ、開放感ある空間を作ることができる

2階がないので、希望すれば『勾配天井』という屋根の傾斜に合わせた高い天井を作ることができます。主にリビングに取り入れられることが多いですが、2階建ての場合は上階に部屋を作らない設計にするか、2階にリビングを配置するしかありません。そういった制約があまりなく、手軽に勾配天井を作れることが大きなメリットとなります。

平屋は天井を高くすることができ、開放感ある空間を作ることができる

お家のメンテナンスがラクにできる

高さがない平屋のお家は、外壁などのメンテナンスの際、足場にかかる費用を抑えることもできます。そのほかにもちょっとした補修や修繕も、2階建てのお家と比べてラクに、安全に行えます。

地震に強い家になる

2階建てのお家と比べて重心が低くなるので、地震の際にも揺れにくくなります。そして2階の荷重がかからず、屋根の荷重も分散されるのでお家にも優しくなります。ただし、2階建てのお家もしっかりと計算されて建てられており、2階建てが地震に弱いというわけではありませんのでご安心ください。

長い目で見て、部屋を有効に使うことができる

前述したように、2階建ての場合は2階に子ども部屋を設けることが多いです。もし将来お子様が家を出られた際に、2階にある部屋はあまり使われなくなってしまいます。子ども部屋が1階にあれば、物置や個別の部屋として利用することもできるので、将来的にも有効活用ができます。

太陽光発電に有利

屋根の面積が大きくなるため、2階建てに比べて大容量の太陽光パネルを設置することができます。先程の外壁など同様にメンテナンスも容易に行うことができます。

平屋のデメリット

建築価格が割高

2階建てと比較して基礎のコンクリートと屋根の面積が大きくなるため、その分材料費がかかり価格が坪数に対して割高になります。(サラダホームでは2階建てと比べて+約5万円/坪) ただし同じ数、大きさの部屋を作ったとしても階段部分の面積が不要になり坪数を抑えられるため、プラン次第では建築価格は大きく変わらないこともあります。

広い土地がないと建てられない

建築価格に関してはプラン次第では大きく変わらないとご説明させていただきましたが、土地の広さはもちろんそうではありません。平屋を建てられるだけの広さの土地を用意する必要があります。なので結果的に総予算としては平屋の方が高くなる傾向にあります。また、建ぺい率という面積制限もあるため、土地に目一杯平屋を建てるということも難しいです。 大分で平屋を建てる場合は駐車スペースも数台確保しなければならないため、3LDK〜4LDKの平屋を建築する際も最低70坪〜は欲しいところです。

水害のリスクがある地域には向かない

大分でも近年、豪雨災害が多発しておりますし、海沿いの住宅地も多くあり津波の心配も0とは言えません。海や川が近いエリアや、周辺と比べて土地が低い場所に平屋を建てる際には気をつけましょう。上階には逃げられないので、どうしてもそのようなエリアで平屋を建てたい時は、別途費用はかかりますが土地の高さを高くするか、基礎を高くするなどの工夫も視野に入れることをおすすめします。

デザインを考慮する必要がある

これは平屋を検討している方からよくいただくお話ですが「シンプルに作ってしまうと公民館や施設のような見た目になってしまいデザイン性に欠ける」という内容です。シンプルが好きな方は良いのですが見る人によってはそういった印象を受けてしまう場合もありますので注意しましょう。

デザインを考慮する必要がある

おすすめの間取りの作り方

ここまで、平屋のメリット、デメリットをお伝えさせていただきました。では実際にどういう間取りにすれば良いのか?おすすめの間取りの作り方について少しだけご紹介します。

廊下を作る設計、作らない設計

基本的には廊下は極力作らずコンパクトに抑えるプランニングが多いです。LDKから直接それぞれの居室に繋げれば、廊下は不要ですし家族の気配を感じられます。その一方で敢えて廊下を作り、それぞれのプライバシーを保つこともできます。せっかく廊下を作るのであれば、プラスワンで壁を本棚などの収納にしてみても良いかもしれませんね。

それぞれの部屋から繋がる幅広ウッドデッキ

東西に長い平屋を建てる際は、南側に居室を配置して外部にウッドデッキを設けるのもおすすめです。縁側のように使え、内と外をシームレスに繋げられます。

それぞれの部屋から繋がる幅広ウッドデッキ

まとめ

平屋を検討されている方に、計画する際のポイントをお伝えさせていただきました。 今回の記事を今後のお住まいづくりに役立てていただけたら幸いです。 また、サラダホームでは大分市下郡に新しく平屋のモデルハウスをオープンしました。 見学は無料ですのでぜひお越しください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。


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