家を建てるのに必要な土地の広さはどれくらい?大きさ別に解説

WRITER 荒木 宗誠

2021/07/18

新築を建てるときに多くの方が土地からの計画をしているのではないでしょうか?ただ、理想の土地を探したい!と思っても実際どれくらいの広さの土地があれば希望のお家が建てられるのかがわからない方もいらっしゃるかと思います。そこで今回はどれくらいの規模のお家が建てられるのかを土地の規模別でご紹介していきたいと思います。

まず始めに

ご紹介して行く前に、まず大前提として大分で暮らすには車が必要不可欠です。所有する台数はご家族様によって変わりますが、やはり最低でも2台以上は駐車スペースを設ける計画がほとんどです。そしてお家を建てる時には“建ぺい率”と呼ばれる規制が地域ごとに定められており、その制限の中で建てる必要があります。これは「土地面積に対して何%の割合まで建築が可能です」というもので例えば100坪の土地があり建ぺい率50%の制限がかかる地域には、最大で建築面積(1階部分の面積)が50坪までのお家しか建てられません。※似たようなもので“容積率”という規制もありますがこちらはその土地に対して建てられる総面積の制限です。たまに50坪の土地があるから50坪近い面積の家が建てられる!と思われている方がいらっしゃいますが、この規制がある以上そういった計画は厳しいです。

家を建てるのに必要な土地の広さはどれくらい?

【坪数別】どんなお家が建てられるの?

ではここから実際にどういったお家が建てられるのか、坪数別に解説していきます。

20坪台

大分で20坪台の土地に新築を建てる計画はあまりありませんが、自己所有の土地で狭小地に建てる計画がある方もいらっしゃるかと思います。この規模の場合、駐車スペースは1台が限度、1階部分をインナーガレージにする形がおすすめです。都市部の一戸建てではよくある計画なので検索してみると様々な間取り、デザインが出てくるのでぜひご覧ください。

狭小住宅の例はこちら

30坪台

30坪台になると建売住宅などでも計画される規模になるので、プラン次第では3LDK程度+
駐車スペース2〜3台の計画は可能です。道路に接する方角によっては日当たりや採光の問題が発生したり、庭スペースが十分に確保できなかったりといったこともありますので、優先順位を取捨選択する必要があります。

40坪台

40坪台は分譲地としても販売される広さで、30坪台の土地と比較しても建てられるプランのバリエーションが増え、注文住宅用地として最低限の広さを満たすレベルで1階に居室を設けた4LDKの間取りも計画できるようになってきます。お庭も広々とはいかないまでも少しの広さであれば確保できるようになるでしょう。

40坪台の新築の例

50坪台

注文住宅で2階建てを計画されるのであれば、コスト面も踏まえると50坪台は一番のボリュームゾーンになってくるのではないでしょうか。ぎりぎりでの計画にはなりますが50坪台の後半になってくると、形状や方角次第では1〜2LDK程度のコンパクトな平屋も視野に入ってきます。

60坪台

60坪台になってくると、2階建てのお家であればある程度の余裕を持った計画が可能です。
プランの自由度も上がり、庭や駐車スペースも問題なく確保できるようになります。ですが利便性の良いエリアではこの規模の土地情報自体が減ってきます。坪数が大きくなってくるので比例して金額も上がってしまい、更に自由度が高いが故に建物の金額も上がる傾向にあるので土地と建物のバランスを考えた計画が必要になってきます。

50坪台の注文住宅の施工事例

注文住宅の施工事例はこちら

70坪台

70坪は一つのボーダーラインになると言えます。平屋で3LDK以上のお家を建てるに当たって、土地を探す際の基準になってきます。2階建てであれば、土地形状が歪でなければおおよその希望は叶えられるのではないでしょうか。ですが土地が余ってしまい外構費用が嵩んでしまう可能性があるので、土地の利用計画もセットで考えておくと良いでしょう。

80坪〜

ここまでくると、特殊なご要望がある場合や変形地の場合などを除けば割と自由なプランニングが可能です。広いお庭や菜園スペースなども作ることができるので、外部のスペースが欲しい方にもおすすめです。

注意しておくべきポイント

今回の内容はあくまで一例です。実際にはもう少し小さな土地で、記載したようなお家を建てられている方もいらっしゃいますし、大きめの土地でも要望が叶わない方もいらっしゃいます。土地探しをより具体的に進めるのであれば自分たちが建てたいお家がどれくらいのお家になるのか、しっかり把握しておくことが重要です。

まとめ

今回は土地の広さ別に、どんなお家が建てられるのかについて解説いたしました。これからマイホームを計画される方は参考にしていただけたら幸いです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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