【プロが解説!】注文住宅とは?メリット・デメリットについて知ろう!

WRITER 木村 麻紀夫

2021/10/19

注文住宅のメリットとデメリットを解説

一言に注文住宅と言ってもその種類はさまざまです。
注文住宅と聞くと、自分たちの要望が何でも叶うと考えている方は、思わぬ落とし穴があるかもしれません。
本記事では、注文住宅について、その種類やメリット・デメリットについてご説明いたします。
注文住宅について知ることで後悔しない家づくりで理想を叶えましょう!

注文住宅とは?

注文住宅とは?

注文住宅とは、施主(依頼主)から注文があって建てはじめる住宅です。 よく比較される住宅として分譲(建売)住宅があります。これは、すでに完成されている住宅を販売しているものです。注文住宅に細かい定義は設けられておらず、その種類はさまざまです。
つまり、注文住宅であっても一からすべての仕様を自由に決められるとは限らないのです。
以下では、注文住宅の種類について詳しくご説明いたします。

フルオーダータイプ

間取り・外観・設備など、すべての仕様を施主が決められるタイプです。
「リビングやダイニングから望めるコの字間取りをつくりたい!」
「キッチンは、海外メーカーのものを入れたい!」
「ヨーロッパにあるカフェのような外観にしたい!」
など、さまざまな要望を叶えられるのです。建築する土地が線路近くで音が気になるから窓をトリプルガラスにしたいという、住宅性能の要望に応えることも可能です。つまり、文字通り世界に一つしかないオリジナルの住宅をつくることが可能なのです。家へのこだわりが強い方、すべての仕様を一から決めたいという方に向いているといえるでしょう。

セミオーダータイプ

住宅メーカーが用意しているラインアップから仕様を選べるものです。つまり、ある程度決められた仕様で家づくりをしていくタイプです。フルオーダータイプと比べると家づくりにかかる費用を抑えられることが特徴です。一方で、選べる仕様はフルオーダータイプほど、ありません。間取りや内装など、可能な限りはこだわりたいが、費用は抑えたいという方におススメできるといえます。

規格住宅

あらかじめ用意されている間取りを選択し、デザインは好みに合わせたものを選べるというタイプです。デザインについては、3〜5パターンほど用意されており、その中から好みに近いものを選べるというメーカーがほとんどです。キッチンや浴室などの住宅設備も選択肢が限定されている場合もあります。
間取りが決められており、選べるデザインパターンも少ないため、セミオーダータイプより費用を抑えられます。規格の中に希望する間取りやデザインがある、家づくりにかける手間や時間、費用を抑えたいという方におススメできるといえます。

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注文住宅にするメリット

注文住宅にするメリット

ここまで注文住宅について紹介いたしましたが、注文住宅にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
まずはメリットから紹介いたします。

他にはないオンリーワンの家を建てられる

特に、フルオーダータイプで建てられる方のメリットです。上述したように、フルオーダータイプは、一からすべての仕様を施主が決められます。法律にさえ、則っていれば間取りもデザインも自由に決めて良いのです。
間取りは家族構成やライフスタイル、趣味や住み方に合わせて限りなくあります。キッチンやクロス、フローリングなど、採用できるデザインも多種多様です。これらを組み合わせると全く同じものがない、まさにオンリーワンの住宅となるでしょう。

建築されていく過程を確かめられる

注文住宅は、施主から注文を受けた後に工事がはじまるので、建築中の過程を確かめられます。これは、手抜き工事の防止に大きな効果があります。通常、分譲住宅は、完成後にしか中を確認できないため、大工などの職人がどのように作業をしていたのかはわかりません。一方、注文住宅は工事中でも施主が現場を確認でき、業者・職人からすると施主にいつも検査をされているような状況です。
なので、作業も丁寧に行ってくれ、手抜き工事の心配が軽減されるのです。工事中に心配なことを聞けることも安心につながるでしょう。さらに、工事中の風景を写真や動画に収められるので、思い出にも残りやすいです。

予算が調整しやすい

こだわりたいところには、よりお金をかけられる。これも注文住宅ならではのメリットです。例えば、キッチンにはこだわりがあるけど他のところにはこだわりがないという方は、キッチンに費用をかけ、他のところはコストカットができます。
このように注文住宅は、施主の判断によって、どこに費用をかけるのかが調整しやすいのです。

将来的なリフォームに対応しやすい

家族構成やライフスタイルが変化すると、生活しやすい間取りも変化します。住宅は長く住み続けるため、住んでいる内に家族構成が変わることもあるでしょう。
例えば、子どもが成人し家からでた後は、子どもが使っていた部屋は必要ないでしょう。このような場合、後から壁を取り壊せるような間取りにしておけば、元の空間をうまく活用できます。このように、注文住宅の場合、将来の変化に備えた間取りを考えることも可能なのです。

注文住宅にするデメリット

注文住宅のデメリット

では、注文住宅には、どのようなデメリットがあるのかもみていきましょう。

完成後のイメージが付きにくい

注文住宅は、完成後のイメージが付きにくいことが、大きなデメリットといえるでしょう。通常、注文住宅の打ち合わせは、図面をベースにして行います。キッチンなどの設備については、ショールームなどで実物を確認できますが、フローリングや壁紙など、すべて図面と同じもので再現はできません。
なので、完成後のリアルなイメージが付きにくく、完成後にイメージと違ったということが、よくあるのです。
CGパースなどで完成品により近づけたものを提案してくれる会社もあるので、前もって設計時やデザイン決めなどでCGパースが見られるのか確認しておくとよいでしょう。

コストアップしやすい

注文住宅はつくりたい間取りや住宅設備のグレードによって、大幅に費用が変わります。オプション品といわれる追加費用を支払えば可能となる住宅設備も多くあり、打ち合わせをする毎に費用がかさんでいくということも。さらに、工事中にトラブルが起き、予想外の費用が発生することも考えられます。
予算をオーバーしないためには、まずは余裕を持った予算設定をしていきましょう。家づくりに優先順位をつけ、取捨選択していくことが予算オーバーを防ぐためのコツです。

入居までに時間がかかる

完成している分譲(建売)住宅の場合、契約から早くて1ヶ月前後で入居可能です。対して、注文住宅は検討しはじめてから入居までにおよそ1年間はかかります。通常、土地やメーカー決定に1〜2ヶ月、打ち合わせに3〜4ヶ月、申請などの工事準備に2ヶ月、工事に3〜5ヶ月ほどの期間がかかるのです。
子どもの進学などで入居したい時期が決まっている方は、早めに動きだした方が良いでしょう。

打ち合わせに手間や時間がかかる

施主自身で決められる選択肢が多い注文住宅は、手間や時間がかかります。注文住宅を考えはじめた際は、家に対しての知識がなかったという方がほとんどです。どのような家を建てたいのか、理想の家を建てられる工務店・ハウスメーカーはどこなのか、間取りはどうするのかなど、検討すべき項目は多岐に渡ります。
その都度、施主自身で調べ、検討し判断していかなければいけないのです。

まとめ

お金とコスト

以上、注文住宅についての説明と、メリット・デメリットを説明いたしました。
一口に注文住宅といってもさまざまです。こだわりの住宅を建てられる一方で、予算をオーバーしてしまうおそれもあります。
まずは、どのような家に住みたいか、予算はどのくらいなのかを考えることが家づくりの第一歩です!
ご自分に合ったタイプをみつけて、後悔しない家づくりをしていきましょう!

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