ランドリールームはあったほうがいいの?詳しく解説します!

WRITER 荒木 宗誠

2023/11/16

ランドリールーム

ランドリールーム_イメージ画像

ランドリールームとは、洗濯に関する家事を行うためのお部屋のことをいいます。

洗濯物を「洗う・干す・取り込む・たたむ・しまう」というこれらの作業を一か所で行えるランドリールームは、まさに家事を担う多くの人が憧れる空間といえます。

今、共働き世帯は非常に多いです。家事は女の人がするものという考えは古くなり、家事に慣れていない男性も率先的に家事を取り組める環境を整えておくことが、家造りにおいても重要視されています。

なぜランドリールームを取り入れる家庭が増えているのでしょうか?

それは、共働き世帯が増え、毎日休みの無い家事を少しでもラクに、そして効率よく行いたいと考える人が増えているからです。

家事効率を高めることで、家事の時短を実現することができ、家族との時間や自分の時間を大切にすることができるようになります。

家で過ごす時間をより有意義なものにするためランドリールームを検討する家庭が増えているといえます。

次に、安心して洗濯物を干すことができるからです。

大気汚染物質の飛来や花粉症対策として、洗濯物を安心して干せるランドリールームの需要が高まっています。洗濯物を外気に触れさせることなく、安心して衣類を干せるランドリールームが注目されているのです。

ランドリールームはどのくらいの広さが必要?

ランドリールームの広さは、○㎡以上なければならないという明確な基準があるわけではありません。衣類をたっぷりと干せて、またしっかりと衣類を収納でき、圧迫感の無い広々としたランドリールームに憧れる人も多いかもしれませんが、スペースの確保や費用も併せて考えておく必要があります。

一般的な注文住宅の場合、1坪(畳2帖分)増やす場合に必要な建築費用は、50~70万くらい必要とされています。広いランドリールームを設ける場合、広いスペースを確保しなければなりませんし、費用も高くなってしまいます。それだけでなく、広すぎて移動動線が長くなり、家事効率を下げてしまうという状況に陥ってしまうこともあるでしょう。

このことを踏まえ、洗濯作業を行うときに動きやすいのか、狭すぎて一連の作業のやりにくさを感じることはないのか、などを踏まえ広さを決めましょう。

広すぎず狭すぎない広さは、2~3帖といわれています。

3帖のランドリールームであれば、家族4人分の洗濯物を干すのに適した広さといわれています。

近年、洗濯機の衣類乾燥機能が優れており、洗濯物を干すという作業を簡略化するケースも多いですし、衣類乾燥機を後付けするケースも増えています。

家族構成や自分の家事スタイルと照らし合わせ、どのくらい衣類を干すスペースが必要となるのかを考え、プランニングしておくことが大事です。

ランドリールームの間取りは?

適した広さ、そして作業しやすいランドリールームを設けていても、ランドリールームの配置によって家事効率は大きく変わってきます。

他の家事や生活動線に配慮しながらランドリールームの配置を決めます。

キッチンの横

キッチンの横にランドリールームを配置しておくことが、一番家事効率をアップできるといえます。多くの場合、キッチンで料理をしながら、またキッチンで後片付けをしながら洗濯作業を行うことは多いです。キッチンの横にランドリールームを配置することで、これらの作業を同時進行しやすくなり、家事効率を高められるのです。

キッチンでお肉やお野菜など煮込んでいるわずかな時間でも、ランドリールームでたたんだ洗濯物をしまったり、アイロンがけをすることができるのです。

脱衣室と兼用

脱衣室とランドリールームを兼用するというケースも多いです。脱衣室と兼用することで、入浴時には着ていた衣類を洗濯機へ直接入れることができますし、お風呂の残り湯を利用して洗濯を行うこともできます。

そして、朝の身支度の際には、洗面室で身支度を行い、ランドリールームから衣類を取り出し、着替えを行うことができます。着ていた衣類は洗濯機へ入れる習慣を身に着けておくことで、脱ぎっぱなしの衣類が部屋に散らかるということも避けられます。

洗面室からランドリールームへのアクセスのしやすさも大事ですし、LDKからランドリールームへのアクセスのしやすさにも配慮しておきます。

二階に水廻りを設ける間取りであれば、ランドリールームも二階へ設けておくことで、毎日の洗濯作業が円滑に行えます。

このように暮らしをイメージしながら、他の家事動線や生活動線に配慮し、ランドリールームの配置を決めることが大事なのです。

どのようなランドリールームにしておく?

洗濯物を洗う・干す・取り込む・たたむ・しまうという一連の作業を行いやすい環境を整えておきます。洗濯機を設置し、天井には洗濯物干しを設置しておきます。昇降式の室内物干しを設置すると、洗濯物を干すという作業を行う際に、目線の高さまで物干し竿を下ろすことができ、体に負担をかけずに衣類を干すことができます。洗濯物を干した後は天井近くの高い位置まで移動させることもでき、下の空間を有意義に活用できます。

洗濯物の量によっては物干し竿を2本設けておくなど工夫も必要です。

家事_イメージ画像

洗濯物をたたんだり、アイロンがけ、裁縫などを行う作業カウンターを設けておきます。

作業カウンターの下のスペースを活用させ、下着や靴下、ハンカチなどのばらばらしがちなこれらのものを収められる引き出し収納を設けておくのもいいでしょう。

広い作業カウンターを設けておけば、たたんだ洗濯物を作業カウンターの上に一時置きしておくこともできますし、ミシンや裁縫道具を広げて裁縫作業をしやすくしておくこともできます。アイロンなどの電化製品を利用することも踏まえ、作業カウンターの上にはコンセントは必須ですし、洗濯をしているときに、作業カウンターを利用して家計簿をつけたり、夕飯の献立を立てる際にも活躍してくれます。

収納_イメージ画像

そして、壁面を上手に活用させて、家族みんなの衣類を収められるようにしておきます。ここの収納は、かける収納を充実させておくことで、洗濯物をたたむという作業を簡略化させることができます。上下二段と高さをずらしてハンガーパイプを設置し、かける収納を充実させておくことで、お店のようにどこにどの衣類があるかが一目で把握でき、子ども達も衣類を取り出し、着替えをしやすくなります。

湿気対策も忘れずに      

湿気対策_イメージ画像

ランドリールームを設けても、室内干しがゆえに生乾きのイヤなニオイで不快な思いをする、湿気が気になり衣類の管理への不安が生じるということでは台無しです。

窓を設置することが可能であれば、窓を設置して風の通り道を設けておいたり、換気扇を設置しておくなどの湿気対策が重要です。衣類がしっかりと乾くように衣類乾燥機を取り入れたり、除湿機を設置し、心地よく、安心して衣類を干したり、管理できるようにしておくことが大事となります。

電化製品を利用するため、適所にコンセントを設けておくことも忘れないようにしておきましょう。

衣類_イメージ画像

まとめ

共働き世帯や子育て世代は、家事、育児、仕事と毎日慌ただしく過ごしています。

休みの無い家事だからこそ夫婦で協力し合いながら、家事を負担と感じず、楽しく行える住まいが理想的です。

また、子どもが衣類管理や着替えを自ら行うように自立心を芽生えさせられるようにすることで、親の負担を軽減させることにつながります。そして、ママ一人が家事と育児を行うという状況を避けることにもつながります。

洗濯作業を円滑に行えるランドリールームを設けておき、家族の笑顔を大事にできる家造りをしてみるのもいいですね。

12月2日3日にはランドリールームがあるお家の完成見学会!

『家族との時間を大切にしたい』をテーマにしたお家です♪

お家ですごす家族とのかけがえのない時間。
家族でお料理を楽しめるキッチンや
家族みんなのクローゼットなど
自然と顔を合わせる工夫が盛りだくさん。
ナチュラルモダンでクールな外観と
無駄のないスタイリッシュな間取りは必見です!ご参考にぜひお越しください♪

ご予約はこちらから

閉じる