注文住宅で失敗しないコツ!入居後の後悔ポイントを解説

WRITER 荒木 宗誠

2021/09/24

「間取りや設備、仕様を考えるほど、何を採用すればいいかわからず、時間ばかりが過ぎていく」
上記のような悩みはありませんか。注文住宅は、一からすべてを施主が決められるので、多くの方が頭を悩ませます。今回は、注文住宅で後悔しないためのコツを紹介いたします。本記事を読むことで、今まで悩んできたことが解消されることを願っております。

注文住宅で失敗しないためには、失敗例から学ぼう

「注文住宅は、3回建て直してはじめて成功する」とは、よくいわれたものです。家が建ち、住みはじめて気付くことが多くあるからです。とはいえ、何千万円もの費用をかけて行う注文住宅は、そう何度もできるものではありません。では、はじめて建てる注文住宅で、失敗しないためには、どうすればいいのでしょうか。それは、注文住宅で家づくりをされた方が、何に後悔しているか知ることです。

注文住宅とは

ところで、注文住宅とは、どのような住宅を指すのでしょうか。注文住宅は、施主が家の設備や間取りを一からすべて決められるフルオーダータイプの住宅です。つまり、世界に一つしかない施主だけの住宅を建てられるのです。例えば、キッチンはパナソニック、浴室はタカラスタンダード、壁紙は居室ごとに色味の違うものを入れるというようにかなりの数の選択肢があるのです。

住宅街の様子|注文住宅で失敗しないコツ

なぜ、後悔ポイントを知っておくべきか

では、なぜ注文住宅を成功させるためには、後悔ポイントを知ることが大事なのでしょうか。それは、後悔ポイントを知ることで、同じ轍を踏まないように対策できるからです。本記事では、最低限知っておきたい、代表的な後悔ポイントを紹介していきます。

間取りでの後悔

注文住宅を建てる上で、いちばん頭を悩ませ、考えていくことが間取りです。ですが、せっかく時間をかけて考えた間取りでも後悔している方が多くいらっしゃいます。

水回りでの後悔

はじめは、水回りについての後悔です。洗濯や調理、入浴など、水回りは家族が毎日、利用する場所です。なので、使い勝手が悪いなどがあると、日々の生活が億劫になってしまいます。では、早速、水回りでよくある後悔ポイントを紹介いたします。

まずは、アイランドキッチンです。アイランドキッチンは、キッチン周りが壁で囲われておらず、開放的で映える空間を演出できます。ですが、壁で囲われていないが故に、汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。キッチンは、油や水はねなどで、家の中でも汚れやすいところです。根気強く毎日手入れをしないと、せっかくのアイランドキッチンが台無しになりかねないのです。

水回りの位置についても後悔する声があります。水回りは、家の中でも汚れやすい場所なので、毎日お手入れをする方もいるでしょう。キッチンや浴室、トイレなど、それぞれが離れた位置にあると、家事動線が悪くなり、日々のお手入れにストレスを感じてしまうのです。

最後に、洗面・脱衣を分けないことです。洗面・脱衣を一緒にすることで、家族が入浴中は洗面が使えないという後悔の声をよく聞きます。

水回り|注文住宅で失敗しないコツ

リビングでの後悔

リビングは、家族が集まるリラックスできる場所でありたいと、考える方も多いのではないでしょうか。そんなリビングをつくるために、リビングでの後悔ポイントを紹介いたします。

まずは、リビング階段です。リビング階段は、家族の気配を近くに感じられることで、人気がある階段配置です。ですが、冷暖房や音が上階に上がり、家族間での音が気になるなど、後悔することもよくあります。

吹抜けもよくある後悔ポイントです。開放感があり、リビングを広くみせることができますが、リビング階段と同じように、音が広がりやすい、冷暖房が効きづらいという声をよく聞きます。

設備での後悔

間取りと同じように、住みはじめてから後悔する声をよく聞くものが設備です。生活のしやすさに関わるところですので、じっくりと検討するようにしましょう。

住宅設備|注文住宅で失敗しないコツ

コンセントの後悔

コンセント数が足りない、使いたいところにコンセントがないという後悔の声を聞きます。コンセント数や位置を考えるときは、具体的な家具配置まで考えるようにしましょう。コンセントが余るくらい、数を付けることがポイントです。

床暖房での後悔

床暖房は、人気がある暖房設備ですが、後悔したという声もあります。一般的に床暖房は、エアコン暖房よりも光熱費がかかりやすく、床暖房をつけた翌月の光熱費をみて、付けるのをやめたという声も聞きます。せっかく初期コストをかけて導入した床暖房を使わないということにならないよう、導入するときは、じっくりと検討しましょう。

収納での後悔

今住んでいるところは、収納が足りずに困っているという方もいるのでしょうか。せっかくの一軒家なのに、家族が集まるリビングに収納がなく、モノが散乱しているという声もよく聞きます。収納は、今持っているモノの量ではなく、将来持つであろうモノの量で数やサイズを決めるようにしましょう。

収納についてはこちらの記事もご覧ください

住宅性能の後悔

住宅性能は、冬の暖かさや防音性など、快適に過ごせるかどうかを左右するモノです。目でみてわかるモノではなく、住んでからしか体感できないので、検討している会社に、じっくりと話を聞くようにしましょう。

住宅性能|注文住宅で失敗しないコツ

断熱性で後悔

断熱性とは、冬場の暖かさや夏場の涼しさを左右する性能です。断熱性がよくないと、冬場いくら暖房を入れても暖かくならないという現象があります。さらに、住んでからの光熱費が高額になりやすいというデメリットもあります。

メンテナンス性で後悔

メンテナンス性で後悔するのは、住みはじめてから10年経つ頃です。一般的な住宅は、新築から10年後に大規模メンテナンスがあります。外壁や屋根の塗り替えやバルコニーの防水処理などです。10年後に200万円ものメンテナンス費を請求されるということも珍しくありません。はじめから、メンテナンスがかかりづらい住宅を選ぶことが得策でしょう。

サラダホームの採用しているメンテナンス性の高い素材“しっくい”についての説明はこちら

防音性で後悔

工事音やクルマの音など、外での騒音は意外と室内まで響くものです。その積み重ねがストレスとなり、後悔する声を聞きます。家の隙間量や窓、壁の厚みで、対策はできるので、地域の特性に合わせた防音対策をきちんとしましょう。

まとめ

以上、注文住宅で失敗しないために、よくある後悔ポイントを紹介いたしました。先人に習うことで、満足する家づくりは必ずできます。紹介したもの以外にも、さまざまな後悔ポイントがあります。生活スタイルや世帯構成などでも、間取りのつくり方や取り入れるべき設備は違います。すでに家を建てられた方やプロに相談することで、満足いくお住まいづくりをしていきましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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