注文住宅で後悔しないために!絶対に知っておきたいポイントを解説

WRITER 荒木 宗誠

2021/03/25

せっかく注文住宅を建てるのであれば、後悔しない家づくりをしたいですよね。そこで本記事では、注文住宅で後悔しないためのポイントをご紹介します。

注文住宅で後悔が多い理由

家は人生で何度も建てるものではありませんし、初めて家を建てることになる方がほとんどです。なので、実際に住んでみると想像していたイメージと違っていたり、頭の中で想像していたものと実際の生活が違っていたりして、住み始めた後にいろいろな問題が出てくることがあります。「3回建てないと本当に満足するお家は得られない 」と良く言われます。 初めて家を建てるときは、上手くいかないことが多いものです。しかし、家は一生のうちで最も大きな買い物の一つであり、簡単にやり直せるものではありません。最初からできる限りミスをしないように進めていきたいものです。
注文住宅での家造り リビング

間取りでよくある後悔の例

まずは間取りに関する後悔です。以下の点をしっかり頭に入れて、後悔しないようにじっくり間取りを考えてみてください。

子供部屋での後悔の例

最近では新築時に子ども部屋を分けず、2DOOR1ROOM仕様にしておき、子どもが大きくなったらそれぞれに部屋を与えるために壁を作って分ける家庭も増えてきました。このかたちであれば「子ども部屋が1つしかないのに、子どもが2人になる」というようなことがあっても困りません。しかし、性別や年齢が異なる子どもの場合、比較的小さい頃から別の部屋が必要になることが多いため、”最初から部屋を分けて設計しておけばよかった “という声もあります。家族構成に合わせて柔軟な計画をしてください。また、子ども部屋と夫婦の寝室が隣り合っていて、壁が1枚しかないのも好ましくありません。親子の間でもプライバシーには十分に配慮すべきです。

寝室の後悔の例

ベッドが入るだけの大きさで設計すると、ベッドルームが予想以上に狭くなるというのはよくある話です。寝室で着替える場合は、少し余裕を持ってスペースを取りましょう。夫婦のために寝室を作ったのに、なぜか夫婦が別々に寝ているという家庭は意外と多いものです。小さな子どもがいるなどの一時的な状況であればいいのですが、新しい家を建てる際には、将来的に夫婦が同じ部屋で寝るのか、それとも別々の部屋で寝るのかを十分に話し合わなければなりません。テレビやドレッサー等の家具や家電を寝室内に置く場合も考慮して検討しましょう。

家具の配置や設備のよくある後悔

コンセントの位置と数に気をつける

コンセントの数が多すぎたり、家具と干渉したりすることによる不具合に気をつけましょう。家を新築するときに、お掃除ロボットの充電スペースを検討する人は意外と多いのですが、コードレス掃除機の充電スペースは見落としがちです。充電するためにわざわざ部屋に出して置いておくといったことがないように、収納スペース内にコンセントを設置すると便利です。また、パソコンや固定電話などの家具家電の置き場所、スマートフォンを充電するスペースなどを先に決めておくこともおすすめです。せっかくこだわった空間に延長コードが目立つなんてことになりかねないので注意しましょう。

コンセントについて、こちらの記事でも解説しています。

家具を計画的に配置する

造り付けの造作家具はお家が統一された雰囲気になり美しく見えるため、検討される方も多いのではないでしょうか。ただ、長い目で見ると「家具の入れ替えができない」「将来的に不要になっても移設できない」などのデメリットもあり、必ずしもメリットばかりではありません。既製品の家具や手持ちの家具を使うにしても、レイアウトは計画段階である程度決めておく必要があります。コンセントだけでなく、電気のスイッチや金具、窓などに家具が干渉して置けないことも多くあるので設計段階から考えておくことをおすすめします。

窓の配置のよくある間違い

窓は大きければ大きいほど良いし、多ければ多いほど良いと思っていませんか?明るい家は開放感があり良いのですが、窓の配置は意外と難しいものです。実際、大きな掃き出し窓があっても、道路や隣家からの視線が気になってカーテンを開けられないままであったり、日中でも直射日光が当たるのでカーテンを常時閉めておかなければならないなど、窓に関する悩みを抱えている家庭は少なくありません。また、大きな窓があると家の断熱性能が低下し、夏は暑く冬は寒いといったようなかたちで家の中の温熱環境が悪くなってしまう危険性があるため、バランスを考えて配置するようにしましょう。また、天窓は特に注意が必要です。

注文住宅での家造り 和室

新築時の後悔をなくすための注意点

このように、新築の家づくりには必ずといっていい程「後悔」がありますが、お家の計画、設計段階でいくつかのポイントを押さえておけば、ある程度は回避できます。ここでは、いくつかの留意点を説明します。

家事動線と日常動線を考える

最近の新築住宅で流行している、家事の流れを重視した「回遊型」の動線は、確かに家事の効率を上げることができますが、家事の流れを重視することで、日常の活動の流れを妨げ、日常生活でのストレスの原因になることがあります。例えば、キッチンから玄関までの動線が長くなれば、その分歩く距離も長くなってしまいます。料理をしている最中にお客さんが来たり、重い買い物袋を持って帰ったり、ゴミ出しをしたりすると、ストレスが溜まります。また、洗面脱衣室の入り口が2つある場合、家族がシャワーを浴びているときにもう片方の入り口の鍵を閉め忘れるなどの問題が起こってしまう可能性があります。
また、キッチンの隣に洗面脱衣室を配置すると、家事の流れや生活の流れを妨げてしまうおそれがあります。
もちろん、家事の流れも大切ですが、「流れを短くする」「家事や生活の流れを邪魔しない」という基本原則を意識して設計しておきましょう。

注文住宅での家造り 導線

自分の中の常識を捨てる

「夫婦は同じ部屋で寝るべき」「子供部屋は6畳以上」「キッチンは対面にして向かい合うべき」など、誰もが新築住宅に対してそんな思い込みを持っています。しかし、こういった常識はすべての家庭に当てはまるわけではありません。
例えば、夫婦の生活リズムが違いパートナーのいびきで目が覚めてしまうなど、別々の部屋で寝た方が良い場合もあります。この場合、大きな寝室を作るのではなく、一人分の寝室にして、一人は客間としてつくられた和室に寝てもらうかたちであれば、間取り的には損をしません。予算的に家をコンパクトにする必要がある場合は、子ども部屋を小さくして寝るときだけに使い、リビングに勉強コーナーを設けるという方法もあります。また、キッチンを整頓するのが苦手な人は、リビングから見えない囲いのあるキッチンにすると、来客時のストレスが軽減されます。

見た目や流行に惑わされない

一見、実用的に見えるウォークインやウォークスルーの収納ですが、実はいくつかのデメリットもあります。まずウォークインにすると通路の面積が増えるため、建築コストが高くなったり、通路の分の空間が狭くなったりします。ウォークインは壁の面積が少なくなり、収納力が低下するので注意が必要です。アイランド型やペニンシュラ型など最近のトレンドのキッチンは、キッチンが丸見えになってしまうため常に綺麗にしておかないといけません。
また、薪ストーブはおしゃれでスタイリッシュですが、設置や手入れの手間がかかります。床暖房は快適ですが立ち上がりが遅く温まるのに時間がかかるので、共働きの家庭では使いにくい部分もあります。
流行や見た目に惑わされることなく、自分たちのライフスタイルに合わせて計画を立て、後悔で終わらないようにしましょう。建売住宅などは住宅会社が持つノウハウを取り込んだお家なので、デザインの参考として見てみるのもおすすめです。

大分の建売住宅情報はこちらから

収納の計画は慎重に

それぞれの部屋に何を収納したいかを明確にします。
リビングであれば新聞や雑誌、書類や文房具などの小物、子どもの学用品など、細々としたものが多いでしょう。雛人形、五月人形、来客用の布団などの大きなものは、寸法をきちんと測り、決まった場所に設置するように計画しましょう。コートクロークやハンガーラックなどは玄関に設計、設置されることが良くありますが、寒い時期は外から帰ってきてコートのままリビングに直行する人も多いでしょう。この場合、玄関に掛けるスペースがあるよりも、リビングやその近くにスペースがある方が便利です。ウォークインクローゼットなど衣類の収納スペースも、必ずしも寝室に隣接していなくても着替えをする場所の近くに置いた方が良い場合もあります。またストレージは、量よりも質が重要です。収納スペースが増えれば増えるほど、必要なものも増えるので、すでに持っているものに合わせて、スペースを無駄にしないようにプランニングすることが大切です。
注文住宅での家造り 玄関

注文住宅の収納の作り方はこちらの記事でも解説しています。

まとめ

今回は注文住宅で後悔しないためのポイントを紹介しました。
注文住宅を計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。

詳しい話を聞きたい方は無料でご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。(ご希望があればオンラインでのご相談も可能です)

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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