注文住宅だからこそ叶えられるこだわりの趣味の部屋の作り方

WRITER 木村 麻紀夫

2022/06/21

注文住宅は自由に間取りや住宅設備を決められるのが特徴です。家族構成やライフスタイルに合わせた家づくりができるので、暮らしやすい快適な空間づくりができるでしょう。

ただ、リビングやキッチン、寝室は時間をかけて検討するものの、書斎や趣味の部屋については時間をかけずに決めたり、そもそもスペースを設けなかったりすることも少なくありません。

そこで、今回は大分県で注文住宅を得意としているサラダホーム・SAKAI株式会社が「注文住宅で趣味部屋を作る」をテーマにこだわりの部屋づくりのポイントを紹介します。

こだわりの趣味の部屋とは

注文住宅だからこそ叶えられるこだわりの趣味の部屋の作り方

昨今のコロナウイルスの影響により家で過ごす時間が多くなりました。
リモートワークの普及により自宅で仕事をする方も多いのではないでしょうか。

また、自由に外出できない時間が長かったことから、家でできる趣味を見つけたという方も多いでしょう。

こだわりの趣味の部屋とは自宅の中にある特別な空間のことを意味します。
リモートワークの仕事場として活用できるのはもちろん、音楽の部屋・コレクションの部屋・プラモデルの部屋など、自分の趣味に集中できる空間ともいえるでしょう。

近年の家づくりでは家の中で仕事や趣味を完結できるような間取り設計やプランニングが主流になりつつあります。

こだわりの趣味の部屋を作る5つのポイント

こだわりの趣味の部屋を作る5つのポイント

こだわりの部屋といっても、単に坪数を大きくして部屋数を増やせばよいというわけではありません。限られた土地、費用の中でどのようにしてこだわりの趣味の部屋をつくるかが重要です。

それでは、こだわりの趣味の部屋を作る5つのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

プライベートを確保できる空間づくり

こだわりの趣味の部屋を作るにはプライベートを確保できる空間づくりが最も重要といっても過言ではないでしょう。

想像してみてください。

リビングの中に畳1枚分の「趣味のスペース」があったとしても、趣味の部屋とは呼べないですよね。家事の音やこどもの声が気になってしまい、趣味に没頭できないでしょう。

そのため、こだわりの趣味の部屋を作るにはプライベートをしっかりと確保できるかがポイントです。

生活環境から独立した空間に趣味に没頭できるスペースを作ることがポイントでしょう。

音に配慮した設計

趣味によっては音に配慮した設計が必要です。たとえば、音楽が趣味で楽器を演奏したり歌を唄ったりする場合は音漏れに注意しなければなりません。施工の段階で防音処理をしたり、壁に防音パネルを施工したり、音が他の部屋に伝わらないように対応する必要があります。そのほか、映画鑑賞が趣味な方も音対策は必要でしょう。

趣味の空間とはいえ、他の場所への配慮も忘れてはいけません。

ライフスタイルに合わせた変更が可能か

ライフスタイルの変化に合わせてリフォームしやすいかも重要です。

年齢を重ねるごとに趣味が変わることも少なくありません。
また、こどもが大きくなったり、ライフスタイルが変わったりなどで、部屋が必要になることもあるでしょう。

その際、趣味の部屋として使用していたところをこども部屋に変えたり寝室に変えたりできるかどうかも検討しておくことが大切です。

もしくは、リフォームしやすい場所にあるのか、構造上リフォームしても問題ないかも考えておきましょう。

どれくらいの広さが必要か確認

注文住宅で趣味の部屋を作ろうと計画を進めていく中で1畳くらいの広さでも問題ないという声を耳にします。
しかし、本当に1畳でよいのでしょうか。

1畳というのは畳1枚分の広さです。
(※江戸間、京間の違いあり)

そこに机やイスなどを置くと、ほとんどスペースがなくなってしまいます。

もちろん、趣味によっては1畳でも十分かもしれません。

ただ、収納スペースが欲しかったり、楽器などを置いたり、もしくは自動車やバイクの部品を置いたりなど、ある程度のスペースが必要なことがほとんどです。

そのため、どのくらいのスペースが必要になるかを事前にシミュレーションして、趣味の部屋の大きさを決めていくことがポイントです。

空調設備が十分か

日本には四季があるので暑さや寒さ対策が必要です。

リビングや寝室にエアコンをつけるという方は多いでしょう。
しかし、趣味の部屋や書斎など、小さなスペースにそれぞれ1台ずつエアコンを設置するのは導入コストが高くなってしまいますよね。

最近は全館空調システムや床暖房システムなどが普及したことで、各部屋温度ムラがなく快適な空間づくりが可能になりつつあります。

また、全館空調のほか、エアコン1台で家全体の温度管理をする設計もあります。

趣味の部屋にはエアコンが必要なのか、もしくは全館空調や床暖房などで対応するのかなど、空調関係についても検討しておきましょう。

予算とのバランスを考える

注文住宅で趣味の部屋を作るための予算

予算とのバランスを考えましょう。趣味の部屋を作るからといって、延べ床面積を増やすと費用が高くなります。もちろん、予算内に収まっているのであれば問題ないでしょう。しかし、予算をオーバーしてしまっている場合は対処法を考えなければなりません。

たとえば、ほかの部屋を少しずつ狭くしてサイズを調整したり、住宅設備をダウングレードしたりする方法があります。

ただ、趣味の部屋を作るために他の部屋を小さくしたり設備を標準タイプに変えたりするのは、本末転倒です。

そこで、間取り設計を見直す方法がおすすめです。廊下や階段の位置などを再検討することによって予算内で理想の間取りを作れるかもしれません。
また、趣味の部屋の設備を検討するのもポイントでしょう。備え付けの収納が必要なのか、コンセントやLAN配線が必要か、など装備品についてしっかりと考える必要があります。

しかし、どうしたら予算内に趣味の部屋を作れるかわからないという方がほとんどでしょう。その場合はハウスメーカーや工務店の営業担当や設計士に希望をしっかりと伝えることが大切です。

ハウスメーカーや工務店の担当者はこれまでにたくさんの間取り設計やプランニングを行ってきています。もちろん、予算内で可能な限りプランニングした経験もあるでしょう。
そのため、どのくらいの広さでどのようなスペースが必要なのか、予算はいくらまでなのかをしっかりとまとめた上で、担当者と相談することが大切です。

まとめ

注文住宅で趣味の部屋を作る まとめ

注文住宅は自分の希望や好みに合わせた家づくりが可能です。

最近はおうち時間が増えたこともあり、リモートワークができるスペースや趣味のための部屋を希望される方が非常に多いです。

今回は「注文住宅だからこそ叶えられるこだわりの趣味の部屋の作り方」をテーマに解説しました。

これから注文住宅を建てようと思われている方、すでに検討中の方はぜひ参考にしてください。

閉じる